DTM・作曲初心者の実践ガイド
Cubase初心者が最初の15分でやること|迷わず音を出す5ステップ
Cubaseを初めて使う日は、機能を覚えるより「音が鳴る4小節を作って保存する」ことを目標にしてください。最初の15分で必要なのは、プロジェクトを作る、音源トラックを追加する、テンポを決める、4小節入力する、保存する、の5つだけです。
この記事はCubase初心者が、追加検索をせず最初の音を出せるところまで進むための手順です。バージョンによってボタンの位置や名称が少し異なることがありますが、作業の順番は同じです。
最初から覚えなくてよい機能
Cubaseにはミキサー、オートメーション、VariAudio、豊富な付属音源などがあります。しかし、開始直後に全部を確認すると「何を作る時間なのか」が分からなくなります。
初回は次の機能を後回しにして構いません。
- 高度なミックス処理
- 音圧を上げるマスタリング
- ショートカットの暗記
- 有料プラグインの追加
- 細かな音色選び
完了条件は、トラックが1本あり、4小節に音が入り、再生でき、保存できていることです。
1. 空のプロジェクトを作る
Cubaseを起動したら、新規プロジェクトから空のプロジェクトを選びます。保存場所は、デスクトップ直下ではなく曲ごとのフォルダにします。フォルダ名は「日付_仮タイトル」にすると、後から探しやすくなります。
例:2026-09-27_first-song
音声ファイルやバックアップが同じフォルダへ集まるため、曲ごとに分けることが重要です。
2. インストゥルメントトラックを1本追加する
トラック追加からインストゥルメントを選び、付属音源を読み込みます。最初はピアノ系の分かりやすい音がおすすめです。音の立ち上がりと高さを確認しやすく、入力ミスにも気づけます。
鍵盤を持っていなくても、マウスでMIDIノートを入力できます。ここで音色探しを始めず、「音が鳴るか」だけを確認します。
3. テンポと範囲を決める
迷う場合はテンポを100〜120 BPMに設定し、1小節目から4小節目までを作業範囲にします。テンポに正解はありません。初回に必要なのは、判断を仮決めして先へ進むことです。
メトロノームをオンにし、再生したとき一定のクリックが鳴るか確認します。鳴らない場合はオーディオ接続や出力先を確認します。
4. 4小節だけ音を置く
MIDIイベントを4小節作り、ピアノロールを開きます。まず各小節の頭に1音ずつ置いてください。Cメジャーで試すなら、C(ド)だけでも構いません。
次に、C・E・Gを同時に置いてCコードにします。4小節すべて同じコードでも初回課題としては合格です。複雑さより「入力→再生→修正」の一周を経験することが目的です。
5. 名前を付けて保存する
再生できたら保存します。保存後、一度Cubaseを閉じてプロジェクトを開き直し、同じ音が鳴ることまで確認してください。ここまでできれば、最初の15分は完了です。
音が鳴らないときの確認順
- パソコンやオーディオインターフェースの出力先
- Cubaseのオーディオ接続
- トラックの音源が読み込まれているか
- トラックや全体がミュートになっていないか
- MIDIノートが再生範囲内にあるか
設定を無作為に触らず、上から一つずつ確認すると原因を切り分けられます。
よくある質問
MIDIキーボードは必要ですか?
最初は不要です。マウス入力で、コード・ドラム・ベース・メロディの基本を試せます。
最初から好きな音色を使ってもよいですか?
構いません。ただし音色探しが15分を超えたら、一度ピアノへ戻して入力を優先してください。
4小節の次は何をしますか?
コードの上にドラム、ベース、短いメロディを足し、8小節へ広げます。その後にAメロ・Bメロ・サビの差を作ります。
まとめ
Cubase初心者の初日は、空のプロジェクトから4小節を作り、再生と保存まで終えれば十分です。今すぐ行う一手は、タイマーを15分に設定して空のプロジェクトを1つ作ることです。
次に進むときは「8小節のループを1曲へ広げる、最初の考え方」も参考にしてください。
公開日:2026年09月27日/最終更新日:2026-09-27