DTM初心者の制作計画
DTM初心者が1曲作る時間は?
完成させる72分×3回の進め方
DTM初心者が1曲を作る時間に正解はありません。最初の1曲は、72分の作業を3回に分け、1回目で8小節、2回目で曲構成、3回目で調整とWAV・MP3書き出しまで進めると、完成条件を固定しやすくなります。
制作時間が延びる主な理由は技術不足だけではありません。音色探し、プラグイン比較、構成変更、細部修正を同時に行うと、完成条件が動き続けます。最初は作品の評価より「最初から最後まで再生でき、ファイルとして書き出した経験」を優先します。
72分に区切る理由
72分は絶対的な数値ではなく、集中が切れるほど長くなく、作業が分断されるほど短くない一例です。45分や90分でも構いません。重要なのは、開始前に終了時刻と成果物を決め、各回の最後に保存と書き出しを入れることです。
1回目:8小節の材料を作る
- 0〜10分:テンポと仮タイトル
- 10〜25分:4コード以内でコード
- 25〜40分:キック、スネア、ハイハット
- 40〜52分:ルート音のベース
- 52〜65分:3音から短いメロディ
- 65〜72分:保存し、8小節を書き出す
完了条件:コード、ドラム、ベース、メロディが入った8小節の音声がある。
2回目:Aメロ・Bメロ・サビへ展開する
- 0〜15分:Aメロ候補から二つの音を減らす
- 15〜30分:Bメロで一要素を変える
- 30〜50分:サビで主役を戻し、音域を広げる
- 50〜62分:イントロと終わり
- 62〜72分:全体を再生し、構成版を書き出す
完了条件:曲が最初から最後まで再生でき、区間差を説明できる。
3回目:主役を整えて書き出す
- 0〜15分:主役を決め、音量でバランス
- 15〜30分:キックとベースの低域
- 30〜42分:左右とリバーブ
- 42〜52分:小音量で全体確認
- 52〜60分:WAVとMP3のv1
- 60〜68分:DAW外で聴き、修正を3点に絞る
- 68〜72分:修正内容を保存
完了条件:WAVとMP3があり、次に直す点が3つ以内になっている。
時間を守るためにやめること
- 制作中に新しいプラグインを探す
- 参考曲を次々に変える
- 1小節だけを30分以上直す
- 音色とフレーズを同時に評価する
- 完成条件を書かずに始める
完成条件を先に決める
- 最初から最後まで止まらず再生できる
- Aメロとサビの違いを説明できる
- 主役が聞こえる
- 目立つクリップや音切れがない
- WAVとMP3がある
この5項目を満たした後の変更は、未完成の穴埋めではなく完成後の改訂として扱います。
よくある質問
3回で完成しなくても失敗ですか?
失敗ではありません。どの工程で時間を使ったかが分かれば、次回の配分を変えられます。音色探しが長かったなら、次は仮音色を固定します。
毎日作業できない場合は?
週1回でも構いません。終了時に「次はサビのパッドを戻す」のように次の一手を一文で残します。
長い曲を作りたい場合は?
最初は90秒〜2分程度で一度完成させ、同じ手順を長い曲へ広げます。
まとめ
DTM初心者の1曲は、8小節、展開、書き出しを72分×3回に分けると完了条件が見えます。今すぐ3回分の作業枠を決め、1回目の終了成果を「8小節のMP3」と書いてください。
途中で止まる原因を先に整理したい場合は「DTMで曲が完成しない7つの原因と対処法」、最後のファイル化は「CubaseでMP3・WAVを書き出す手順」へ進んでください。