DTM・作曲初心者の実践ガイド
メロディが思いつかないときの作り方|DTM初心者向け3音ワーク
メロディが思いつかないときは、使える音を増やすのではなく、3音に制限してください。CコードならC(ド)・E(ミ)・G(ソ)だけを使い、先にリズムを作り、最後の音を決めると短いメロディを形にできます。
「頭の中に名曲が浮かぶまで待つ」必要はありません。DTMでは、仮の音を置き、再生し、残す音と変える音を選ぶことでメロディを作れます。
思いつかない原因は音の候補が多すぎること
ピアノロールには多くの音があります。自由に選べる状態は創造的に見えますが、初心者にとっては比較対象が多すぎる状態です。さらに音の高さ、長さ、位置を同時に決めようとすると手が止まります。
そこで判断を分けます。
- 使う音を3つに絞る
- 音の出るタイミングだけ決める
- 最後に高さを入れ替える
1. コードの構成音を3つ選ぶ
Cコードの上ならC・E・G、AmならA(ラ)・C・Eを候補にします。コードの構成音は伴奏とぶつかりにくいため、最初の素材として扱いやすい音です。
ただし「構成音以外は間違い」という意味ではありません。最初の8小節を作るために、選択肢を一時的に減らす方法です。
2. 1音だけでリズムを作る
最初はCだけを置き、4拍の中で鳴らす位置を変えます。たとえば「1拍目・2拍目の裏・4拍目」に置きます。音の高さが同じでも、休む位置が変わるとフレーズらしさが生まれます。
すべての隙間を埋めないことが大切です。歌うつもりで息を吸える場所を一つ残してください。
3. 重要な位置だけ高さを変える
作ったリズムのうち、最初と最後の音はCのまま残し、途中の一つをE、もう一つをGへ変えます。
例:C → E → G → E → C
まず上がり、最後に戻るため、短くても方向が分かります。全部の音を動かす必要はありません。繰り返しと変化が両方あることが重要です。
4. 2小節目だけ一つ変える
1小節目を複製し、2小節目の最後だけ違う音にします。これで「同じものが続いた後に少し変わる」という構造ができます。
- 1小節目:C → E → G → E
- 2小節目:C → E → G → C
この2小節を2回繰り返せば4小節になります。まずは完成させ、その後で音域やリズムを調整します。
5. 声に出して不自然な場所を直す
ピアノ音だけで判断しにくい場合は「ラ」や「ナ」で歌います。息が続かない、同じ音が多すぎる、跳躍が歌いにくい場所だけ直します。
メロディの評価を「良いか悪いか」だけにすると修正できません。「息が吸えるか」「最後が落ち着くか」「一度は繰り返しているか」に分けると次の操作が決まります。
うまくいかない例
毎回違う音を置く
変化は増えますが、覚えにくくなります。同じリズムや音を最低一度は繰り返してください。
コードが変わっても同じ3音だけを使う
意図的なら可能ですが、コードと強くぶつかる場合があります。コードが変わる位置では、そのコードの構成音へ着地させると整理しやすくなります。
音色探しで止まる
作曲段階ではピアノなど輪郭の分かる音を使い、フレーズができてから音色を選びます。
よくある質問
鼻歌から始めてもよいですか?
もちろんです。録音した鼻歌のリズムを先にMIDIへ移し、音の高さを3音の範囲で仮置きすると再現しやすくなります。
3音だと単調になりませんか?
練習段階では単調で構いません。リズム、休符、音の長さ、繰り返し位置だけでも変化を作れます。
まとめ
メロディが思いつかないときは、C・E・Gなど3音に限定し、1音でリズムを作ってから高さを変えます。今すぐ2小節だけ作り、2小節目の最後を一音だけ変えてみてください。
曲全体へ広げる段階では「DTMで曲が完成しない7つの原因と対処法」も確認できます。
公開日:2026年09月28日/最終更新日:2026-09-28