DTM・作曲初心者の実践ガイド
コード進行の作り方を初心者向けに解説|4コードで作る手順
コード一覧を最初から覚える必要はありません。選択肢を4つに減らし、順番だけを変えて比較すると「どの並びが今の曲に合うか」を耳で判断できます。
- C・Am・F・Gを入力する
- 4小節の順番を2種類だけ比較する
- 最後のコードを変えて8小節にする
- 3つの基準で聴き直す
コード進行とは、コードを時間順に並べたもの
コードは複数の音を同時に鳴らした響き、コード進行はそのコードを時間順に並べた流れです。メロディの背景で、落ち着き、広がり、緊張、解決といった変化を作ります。
初心者が止まりやすい原因は、使えるコードを一度に増やしすぎることです。最初は同じキーの中にある、役割を聴き分けやすい4コードだけを使います。
最初に使う4コードはC・Am・F・G
| コード | 構成音 | 聴こえ方の目安 |
|---|---|---|
| C | C(ド)・E(ミ)・G(ソ) | 落ち着く、始まり |
| Am | A(ラ)・C(ド)・E(ミ) | 少し陰る、内向き |
| F | F(ファ)・A(ラ)・C(ド) | 広がる、次へ進む |
| G | G(ソ)・B(シ)・D(レ) | 緊張する、Cへ戻りたい |
聴こえ方はテンポ、音色、メロディによって変わります。この表は絶対的な感情のルールではなく、並べるときの仮の目印です。
手順1:4小節に1コードずつ置く
DAWでピアノなど輪郭の分かる音源を選び、1小節に1コードずつ、次の順番で入力します。
各コードは3音だけ、同じ長さ・同じ音量で鳴らします。この段階の目的は完成曲らしくすることではなく、コードの順番を耳で比較できる状態にすることです。
手順2:最後から最初への戻り方を聴く
4小節をループし、4小節目のGから1小節目のCへ戻る瞬間を聴きます。Gには次へ進みたい緊張感があり、Cへ戻ると一区切りを感じやすくなります。
「良いか悪いか」ではなく、「続きが欲しいか」「ここで終わりたいか」で判断してください。続きが欲しいなら最後をG、一区切りつけたいなら最後をCにするのが比較の起点です。
手順3:順番を1か所だけ変えて比較する
次に、同じ4コードを別の順番にします。
進行AとBを交互に再生し、どちらが作りたい雰囲気に近いか選びます。比較中は音色、テンポ、音量を変えません。複数の条件を同時に変えると、何が印象を変えたのか分からなくなるためです。
手順4:選んだ4小節を8小節へ広げる
選んだ4小節を複製し、後半の最後だけCへ変えます。
- 1〜4小節:C → Am → F → G
- 5〜8小節:C → Am → F → C
前半は次へ進み、後半は一区切りつく形になります。8小節ができたら、3音からメロディを作る手順でメロディを加えられます。
コード進行を聴き直す3つの判断基準
1. 始まりを感じられるか
ループ再生して、どこが1小節目か感じられるか確認します。分かりにくければ、最初をCに戻して比較します。
2. 途中に一度は変化があるか
4小節すべてが似て聴こえる場合は、3小節目か4小節目だけ変えます。一度に2か所以上は変えません。
3. 終わり方を選べているか
続きを感じさせたいならG、一区切りつけたいならCを最後の候補にします。これは絶対のルールではなく、耳で比べるための出発点です。
初心者がコード進行で止まりやすい4つの原因
- 使えるコードを全部試して比較できなくなる
- コード進行と音色を同時に変える
- 低い音域に3音を密集させ、濁りを進行の問題だと思う
- 4小節を最後まで再生する前に次の進行へ変える
低音で濁る場合は、コード全体を1オクターブ上げてから判断します。進行が決まった後で、ベースや転回形を使って響きを整えます。
よくある質問
コード理論を知らなくてもコード進行は作れますか?
最初のコード進行は作れます。C・Am・F・Gに候補を絞り、順番を変えて耳で比較してください。作った後に「なぜこの流れが機能したか」を学ぶと、理論を実際の音と結びつけやすくなります。
有名曲と同じコード進行を使っても大丈夫ですか?
コード進行だけで曲全体は決まりません。メロディ、リズム、構成、音色、演奏表現の組み合わせで曲の違いを作れます。
コードが濁って聴こえるときはどう直しますか?
まずコード全体を1オクターブ上げるか、左手の低い音と右手のコードを離してください。それでも濁る場合は、音数を3音に戻して確認します。
まとめ:4コードを並べ、1か所ずつ比べる
初心者はC・Am・F・Gの4コードを4小節へ置き、順番だけを変えて比較します。決めた4小節を複製し、8小節目をCにすれば一区切りのある土台ができます。今すぐC → Am → F → Gを入力し、GからCへ戻る感覚を聴いてください。
公開日:2026年09月29日/最終更新日:2026-09-29